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「薬局で買った花粉症の薬を飲んでも、眠くなったことないよ」なんて声も聞こえてきそうだけど、そんな人には「インペアード・パフォーマンス」という言葉を覚えてほしい。

少し意訳すると、「低下した作業能率」。

抗ヒスタミン薬を服用した後、眠気やだるさをボクら自身が意識していない場合でも、集中力や判断力などの低下が起きていることが最近の研究で分かってきた。
作業能率がどれくらい落ちるかというと、大人がウイスキーを3杯飲んだのと同じ状態になることもあるらしい。

もしインペアード・を伴う抗ヒスタミン薬を服用後、車の運転をしたら、お酒を飲んだわけでもないのに酔っ払い運転をしているような、とても危険な状態になる可能性もある。

ボクらで言えば、授業中ボ~ッとしてしまう、試験でつまらない計算ミスなどが増えた、模試の成績が下がった理由がわからない、なんて経験をしたら、インペアード・パフォーマンスを疑ってみた方がいいかもしれない。

抗ヒスタミン薬のなかで、以前の記事で上げたアレグラとクラリチンの2種類は眠くならないだけでなく、インペアード・パフォーマンスを招きにくいこともわかっている。

同じ花粉症薬でも市販薬に頼り過ぎると、現役合格が遠のくことがこれで理解できたはず。処方薬を服用している人も薬の名前を確かめて、もし違っていたら、お医者さんに「アレグラかクラリチンをください」と頼んでみることだ。
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