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 受験勉強による生活の変化といえば、一番大きいのが部活の引退。特に運動系部活を引退すると、1日に消費するエネルギーが激減することは間違いない。ちょっとした油断で半年で10キロ太ったなんて人も少なくないのだ。

そこで気をつけたいのが、筋肉を落とさないようにすること。

ボクらの体は、立ったり歩いたり、スポーツをするときだけでなく、テレビを見ている時や眠っている時などの安静時でも、エネルギーを消費している。1日中安静にしていても、体温を維持したり内臓を働かせたりするために消費されるエネルギーのことを「基礎代謝」という。

全身の臓器のうち、基礎代謝を一番食っているのが実は筋肉だ。そのエネルギー消費量は基礎代謝のうち22%にもおよぶ。だから、運動系部活で筋肉がつくと、基礎代謝が増え、運動で消費するエネルギー異常に太りにくいカラダになる。逆に筋肉が落ちると、基礎代謝が減り、太りやすい体質になるのだ。

ボクらの体には約400もの筋肉があるが、基礎代謝を増やすには、大きな筋肉をきたえることを意識すると効率がいい。腹筋、拝金、太ももの筋肉などは「抗重力筋」といって、ヒトが重力に逆らって直立二足歩行をするときに使う、大きな筋肉ベスト3だ。 

きたえる方法は、部活でもよくやる腹筋、背筋でもいいけれどおすすめは階段を使ったエクササイズ。学校などの階段の1フロア分を昇っては降りる。

これを10分間くり返す。メタボなお父さんにも教えてあげてね。
 食生活では、朝食抜きがよくないことが分かった。

 食べないんだからやせそうなものだけど、朝食を食べない人の4人に1人が夜9~11時に夕食をとっていた。特に男子は、遅メシの傾向が著しく、7%が夜11時以降に食べていた。

 遅メシが習慣になると、内臓脂肪からのレプチンという物質の分泌に異常が起こる。内臓脂肪を分泌するのは悪玉物質ばかりではなくて、このレプチンは食欲を抑えたり、エネルギー代謝を高めてくれる善玉物質なのだが、遅メシが続くと「あァ、分泌されてもわしァ、何の役にも立たないわい」とレプチンがいじけてしまい、分泌が減ってしまう。

 レプチンが減るから、1日単位でみると食欲が高まって食べ過ぎる結果となる。

 内臓脂肪を防ぐには、夜8時までに夕食を済ませること。朝起きた時にはおなかが空いているはずだから、しっかり朝食をとってでかけることだ。
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