実際のところ、国が行う調査でも、ボクらのビタミン、ミネラル不足が明るみに出ている。

1日にとるべき量を下回っているのビタミンは、
男子ではE、B1、B2、B6、C、パントテン酸、
女子ではE、B1、B2、B6、C、ナイアシン（ニコチン酸）。

パントテン酸、ナイアシンなんて名前のビタミンは初めて聞くかもしれないけど、どちらにもB1やB2などと力を合わせて糖質や脂肪を分解するのに欠かせない作用を担っている。

一方、ミネラルでは、男子、女子ともに、カルシウム、鉄、マグネシウムがとれていない。カルシウムは骨や歯を強くし、鉄は酸素を運搬するヘモグロビンの材料として赤血球の一部となる。また、マグネシウムは300種類もの酵素を助け、ビタミンとともにエネルギー代謝に働く。

あくまでも15～19歳の日本人の平均値だが、少し不安になるくらい、いろんなビタミン、ミネラルが不足している。しかも、自分に足りているか足りていないかは誰にもわからない。かといって、確実に足りるように毎日の食生活を改善しなさい、というのも無理な話。

たとえば、ビタミンB1が足りるように、白いごはんを玄米に戻すなんて現実的ではないし、毎日トンカツばかり食べる訳にもいかないだろう。