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花粉症におけるアレルギー症状を起こすのはヒスタミンだということが分かった。

そこで、活躍するのが抗ヒスタミン薬だ。

肥満細胞に作用してヒスタミンなどの放出を抑える鋭い効き目がある。ただし、ボクら受験生のみならず、一般のひとにとっても非常に困るのが、眠気を催す副作用があること。くしゃみや鼻水がすぐに収まって喜んでいたら、頭がボ~ッとしてきて、しまいにはスヤスヤ居眠り、なんてことにもなりかねない。

製薬会社はこの副作用を減らした新薬の開発努力を続けている。その結果生まれたのが第2世代の抗ヒスタミン薬で、眠気の副作用がだいぶましになった。

現在、お医者さんが処方してくれる抗ヒスタミン薬は12種類くらいあるが、なかでもアレグラとクラリチンの2種類は眠くなりにくい薬とされている。

すでに薬のお世話になっているひとは「でも、眠くなるのは薬が効いている証拠では?」「眠くならない薬は効かないんじゃない?」と思うかもしれないが、それは大きな誤解。眠くならない抗ヒスタミン薬は、薬の成分が脳ミソに作用しないように工夫されているんであって、けっして効き目が弱いわけではないことを知っておこう。

ところで、眠気が出やすい第1世代の抗ヒスタミン薬はどうなったのか?
世の中から消えたかというと、そうではない。実は薬局で買える抗ヒスタミン薬のほとんどが第1世代なのだ。

花粉症は、勉強の能率にも影響するけど、本番の入試も花粉シーズンの真っただ中。100%以上の力を発揮するには、安易に薬局に走らずに、一度は耳鼻科やアレルギー外来できちんと診察を受け、薬を処方してもらうことが大切だってことがわかる。
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