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ヨーロッパのことわざに「朝のくだものは金、昼は銀、夜は銅」というのがある。

くだものは、昼なら銀、夜食べても銅に値する栄養価があるが、やっぱり金なのは朝食で食べる果物なんだそうだ。

その理由の第一は、くだものの甘みのもと、果糖。前回までのDHAは脂肪分の話だったが、今度は当分の話をしよう。

ボクらの体も脳ミソも、血液中に含まれる糖分をエネルギーに変えて活動している。この糖分をブドウ糖という。たとえば主食のごはんやパンに含まれるでんぷんも、胃腸でブドウ糖に分解、吸収され、全身の細胞のエネルギーになる。

特に朝目覚めたときは血液中のブドウ糖が減っているから、朝食は重要だ。でも夜型生活のために朝は食欲がなかったり朝シャンで忙しかったりで、ちゃんと朝食をとらない人が増えている。

そんな人にすすめたいのが、くだものだ。秋というこの季節、まっ赤に熟した柿は果糖をたっぷり含んでいる。果糖はでんぷんよりスピーディーにブドウ糖に分解されるので、効率のいいエネルギー源なのだ。ぶどうや梨もいい。ブドウ糖はそもそもぶどうから見つかった糖分だから、ぶどうは果糖だけでなくブドウ糖を豊富に含む。カラダと脳ミソがめざめ、一日が始まる朝のくだものが金というのも、なるほどだよね。

柿は、すっぱくないので意外だけど、ビタミンCもかなり多い。ボクらが受験勉強や試験の重圧を感じると、体内ではストレスに対抗するためのホルモンが盛んに分泌される。このホルモンの材料として欠かせないのがビタミンCなのだ。大事な試験の朝は、柿を食べて行ってきまーす、なんてのもいいかも。

ちなみに、女の子の好物のサツマイモや栗も、秋が旬。脳ミソの栄養になる糖分をいっぱい含んでいるから、勉強の合間やおやつなどに最適だ。
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